先日ついに、パブリックβの配布が開始されたWindows Vista。以前とある編集者から、「Vistaは16:9のワイド画面に最適化されたOSになるらしいよ」などというウワサ(真偽不明)を聞いたので、それに備える、というわけでもないのですが、液晶モニタを新調しました。
購入したのはナナオの
FlexScan S2410W-Rのブラックモデル。個人用途では考えられない24.1インチ、1,920×1,200の表示解像度。実は店頭で見たときからその「キラキラ、シャキシャキ」した液晶モニタらしからぬ表示品質が気になってまして、上記の件をきっかけに、購入に踏み切ってしまいました。
実際、作業机に設置してみると、ベゼルが黒いことと筐体の大きさが相まってものすごい威圧感。ただ、ArcSwingスタンドのおかげで、かなり低い位置まで表示面を下げることができるので、視線が自然と下を向くことになり、これまで使っていたモニタ(Apple Cinema HD Display 23inch)よりも快適な作業環境になりました。また、本体が左右にスイングできる点も便利ですね。普通の液晶モニタでは当たり前なのかもしれませんが、これまでがアレなので…。
そんなすべての不満を解消してくれたS2410W-R。ただ、各所で言われているとおり、初期状態の「ブライトネス100%」では、明るすぎて目に負担がかかり、長時間の作業には耐えません。そこで、純正の保護パネルを購入・取り付け、ブライトネスを10%にして、ようやく落ち着きました。保護パネルは表面がグレア(いわゆるツルピカ)で裏面がノングレア。リバーシブルで使えるタイプで、もちろん、ノングレア面を表にして使ってます。やっぱりモニタに映り込みする、というのは、あり得ないことですからね。作業する上で。
S2410W-Rは、当然のごとく入力2系統ですから、これまでMacとWindowsで別々に用意していたモニタをリプレース。2台のパソコンを1台のモニタでまかなう体制になりました。メインモニタ自体は一回り大きくなりましたが、これで作業机上もスッキリ。こうしてみると、Cinema〜の「入力1系統のみ」っていう施策はあり得ない話ですね。
作業机の物理的空間も、モニタ内の仮想空間も、ともに領域が広がり、すっかりご満悦。原稿の締め切り間際、私のデスクトップといえば、テキストエディタが画面の縦幅いっぱいにひろがり、その横で調べ物用のブラウザ、「書いて出し」を迅速に行うためのメーラー、作業内容によってはInDesign、Photoshop、Illustrator、Quarkなどを同時使用しているわけですが、気分的な窮屈さが解消され、早速の修羅場にも助けになってくれました。
で、これまで使ってきた2台のモニタのうち、Cinema〜は先日何を思ったか「初めてのパソコン」としてMac mini(Core Duoモデル)をご購入遊ばした妹に格安で売り払いました。もちろん、うちで休眠していたApple キーボードとMighty Mouseを付けて。15万でCore Duoマシン(しかもMac/Windowsのツインブート!)を手に入れた妹は、なかなか賢い消費者です。
もう1台、WindowsマシンにつないでいたI・Oデータの15インチモニタは、ソフマップ様に1.3万円でドナドナしてもらいました。
さて、新しいハードを手に入れると、雪崩式に周辺のハードが増えていくという定説は、果たして今回も揺るぎませんでした。この新モニタに合わせ、私の作業環境はさらなる変化が生じるわけですが、それはまた今度ということで。