高精細な動画を撮影できるデジタルビデオカメラ。デジタルスチルカメラにも動画撮影機能が備わっているものもありますが、一部を除いて、まだまだ"本職"にはかないません。
そんなデジタルビデオカメラも、最近はDVDやHDDを録画媒体として採用するものが増えてきました。
これまでのDV、miniDVなどのテープメディアを記録媒体とするものと、HDD、DVDを採用したものとの最大の違いは、パソコンへの取り込みが格段にラクだということ。前者はストリーミングでの取り込み(テープを巻きながら取り込むため、実再生時間と同じだけの時間がかかる)なのに対し、後者が基本的にファイルのコピーで済むこと。この手の製品は、パソコンと接続すれば外付けのドライブとして認識されるので、ファイルのコピー自体も簡単です。
で、DVD、HDDを採用したデジタルビデオカメラとして、ちょっと前までは東芝の
gigashotが気になる存在だったのですが、手をこまねいているうちに完売してしまい、この分野の王者、SONYが参戦するというニュースが出ていたんですね。さっき知りました。その名も
DCR-SR100。写真を見る限り、小型で質感もなかなか。さすがはSONYという感じで、おもしろみのないように見えるgigashotなどとは、デザイン的に一線を画しています。米国では3月から予約受付を開始とのことですが、早く日本でも発売のめどを知らせて欲しいところ。
公式サイトでスペックを見ると、300万画素超のシングルCCD(もちろん、Carl Zeiss Vario-Sonnar T*)をはじめとして、これまでのSONY路線を継承しつつ、30GBのHDDに記録媒体を移した製品という印象。もちろん、それが正当な進化というものでしょう。これまでの製品が優れていたわけですし。ただし、IEEE1394ことFireWireことiLinkは不採用みたいですね。Appleが中心となって策定したこの規格、いよいよ衰退が始まった、といったところでしょうか。あ、あと、メモリースティックについても「N/A」となってますので、不採用!? まさかねぇ…。
う〜ん、スペックシートを見れば見るほど、これは欲しいなぁと思えてきます。ヤバイなぁ。ただ、公式サイトの希望小売価格が「$1,099.99」と表記されているのは、何かの間違いですよね? Qualiaシリーズですか!?