とりあえず、iPod(Fifth Generation)にスカパー!で録画したビデオクリップを30本ほどブチ込んでみました。ビデオクリップをiPodまで持って行くのは、いろいろプロセスはあるのですが、最終的にQuickTime Proの「iPodへ書き出し」を使いました。
さっそくiPodで再生したのですが、ダンスなど動きの激しいクリップでもドロップフレームなし、この画面で見ているぶんにはかなり精細です。歳のせいか、目が疲れて5分以上の視聴に堪えませんが(笑) で、これは日常的にムービーを見るシロモノではなく、ムービーを持ち出して、パソコンやDVDなどのメディアなしで、行き先々のテレビにつないで視聴するものだと実感した次第です。
そこで、iPod(with Color Display、つまり1世代前のカラーiPod)購入時に買った、Apple純正の「AVケーブル」を引っ張り出してきました。使ったのは最初のうちだけでしたが、今度こそ大活躍してくれるはず。さっそくiPodにつなぎ、テレビの入力端子(赤、白、黄色のヤツ)にケーブルのもう一方をつないで接続完了。iPod側の「Video Settings」で「TV OUT」をオンにして、ムービー再生開始。
実はiPodを買うまで、一番気になっていたのがこの機能です。iPod用のムービーの仕様は、H.264エンコードの320×240ドットの解像度となっていて、実際にQuickTime Proで生成されるムービーは、この仕様に則ったものでした。対して出力先のテレビは、全くうろ覚えですが640×480だか720×480だかの解像度だったはず。つまり、足りないんですよね、iPod用ムービーの解像度はテレビに対して。予想されるパターンは2つ。
1つは、ケータイムービーやデジカメで撮ったムービーのように、テレビ画面上で小さく(等倍で)再生されるパターン。テレビに対して半分程度のムービーですから、再生しても寂しい気分になっちゃいそうです。
もう1つは、解像度を補完して、テレビ画面にフルスクリーン表示する(解像度2倍にする)パターン。これは迫力がありますが、インチ数の大きいテレビで観るとアラが目立ちそうです。
果たしてiPodはどちらの仕様なのか…、なんて、引っ張ることもなく、後者のパターンでテレビ画面いっぱいにムービーが再生されました。我が家のテレビは32インチのワイドじゃないヤツで、もちろんブラウン管。確かに元のテレビ映像やDVDの映像に比べると、やや色あせ気味で細かい描写ができていないところもありますが、思っていたよりずいぶんキレイです。これなら私の目的であるところの「パソコンやDVDなどのメディアなしで、行き先々のテレビにつないで視聴する」を実現できそう。
これはムービー職人になるしかないですね。とりあえず手持ちのDVDからビデオクリップをバシバシリッピングしておきます。