ビデオリサーチ、ニールセン(2000年には撤退しているらしいby ウィキペディア)などの会社名で知られる、テレビ視聴率調査。オリコンのランキングとか、スポーツ新聞の芸能欄とかに載っているアレです。そのアレに、ついに我が家も協力する日が来ようとは!
事の発端は、2ヶ月ほど前にかかってきた、
ビデオリサーチ社からの1本の電話。そのときに、「テレビ視聴についての記述式アンケートに答えてほしい」との依頼があり、暇をもてあましていた私は、2つ返事で快諾。アンケートに答えるだけで、1,000円ぶんの図書カードをくれるということでしたし。でも、今にして思うと、どうやってウチの電話番号を…? まぁ、そんなことは一切考えず、請われるまま名前と自宅住所を教えたんですが。
後日、約束どおり、アンケート用紙と図書カードが送られてきて、アンケートの回答を返信。もちろん、返信用の郵便代金はビデオリサーチ社の負担です。アンケートの内容は、テレビの視聴というよりも、なんだかAV家電の所有・使用状況とインターネット接続環境の調査っぽい内容。カッコ内は我が家の回答。
・テレビに音声出力端子は付いてますか?(Yes)
・スカパー!など、有料衛星チャンネルを利用していますか?(Yes)
・ネット環境はADSLですか、それとも光回線ですか?(光)
・ルータを持ってますか? ルータとテレビとの距離は?(Yes、50cm)
などなど。あとは同居人の有無と構成という感じでした。こんな内容で何を調査したいのかと思いましたが、さらに後日、ビデオリサーチ社から電話が来て、「アンケートの結果、おたくの環境は今回の調査に最適でございますので、機器設置による視聴率調査に協力してくださいな」とのことで、ようやく合点がいきました。上記のアンケート設問例が、そのまま条件調査になってたんですね。
そんなわけで、調査協力を承諾した我が家に、ついに視聴率調査機器が郵送されてきました。
これがその視聴率調査機器。機器は電源、音声入力(1チャンネル、いわゆる赤、白のステレオケーブルの「白」に当たるもの)、LANの3つの端子を備えていて、それぞれをACアダプタ、テレビ背面の音声「出力」端子(白)、ルータにつなぐだけ。ACアダプタはコンセントにつなぐのですが、ACアダプタとコンセントを中継するハブみたいな箱が付いていて、そこにテレビの電源をつなぐ必要があります。要するに、テレビの電源を入れればそれを検知して、視聴率調査機器も連動して電源が入る、ということみたいですね。
で、機器本体には、1〜6までの数字が付いたボタンと、無印のボタン1つ、計7つのボタンがあり、それぞれが点灯するようになっています。これは、それぞれの番号に家人を割り振って、現在テレビを視聴中の人間の番号が点灯するというもの。もちろん、ニコンのコンパクトデジカメのような顔識別機能が付いているわけではないので、テレビを見ている人間が、付属のリモコンで自分の番号を点灯させる必要があります。また、無印のボタンはCS放送を見ている場合に点灯させます。
つまり、
テレビの電源を入れる
↓
視聴するチャンネルに切り替える
↓
視聴している人間が、自分に割り振られたボタンを点灯させる
↓
CS視聴の場合は、無印ボタンも点灯させる
↓
インターネット経由で、視聴チャンネル、視聴者の番号が自動送信される
という流れになる模様。意外なのは、テレビの音声出力からチャンネル情報が入手できるということですね。あと、CS放送は通常、「ビデオ1」など、入力切り替えボタンで表示させるチャンネルで視聴すると思いますが、その情報はいったいどういう仕組みで入手するんでしょうか?まぁ、そんな仕組みにまで思いをはせる必要はないと思いますが、一生に一度のことでしょうし、ちょっとうれしかったりします。
調査期間は11/5からの1ヶ月間。機器に同梱されていた謝礼は、またまた図書カード数十枚。それとは別に、同封されていた簡単な世帯アンケート、家人それぞれが個別に応えるアンケートなどにも、それぞれ謝礼として図書カードが付いてきます。つまり、家族が多ければ多いほど、謝礼が多くなるという仕組み。また、調査期間が終了すると、成功報酬としてさらなる図書カード進呈と、図書カード三昧です(笑)
かつて、日本テレビの制作のエラい人が、調査対象世帯にお金をばらまいたとかなんとかで、問題になりましたが、ウチに来ていただければいろいろご協力させていただきますよ(笑←半分本気)
なお、この調査協力に守秘義務などは発生しないそうなので、こうしてエントリした次第です。